クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

シベリウス 交響曲第7番 セーゲルスタム(2006)

2015.11.28 (Sat)
セーゲルスタム67
セーゲルスタム/BBCスコティッシュ交響楽団(2006、BBC)は大づかみ。
粗いが憎めない。いかにもセーゲルスタムらしい。

フィンランド(ラハティ)で行われた2015年シベリウス生誕150年のフェスティバルで
ヘルシンキ・フィルとオープニング・コンサートを振ったこの指揮者。
もともとオペラ出身らしく大きな流れで骨太の音楽を作る。
その代わり細部が甘くなる。

この交響曲の中間部など、弦のパッセージと木管の掛け合いが難しいが
この演奏もハラハラする。オケと指揮者の呼吸なのか、そもそも指揮が
分かりにくいのか縦の線が合わなかったり。
しかし肝心の終結部ではしっかり豪快に盛り上げてくれる。

このCDで感心したのはわざわざトロンボーン奏者(サイモン・ションソン)の
名前がクレジットされていること。確かにしっかり聴こえるが、
この曲におけるこの楽器の重要性を認識している証左。

録音はグラスゴー・シティ・ホールでのライブ。
響きは多くなく放送用音源ぽく全体をつかむ。距離感は適切で低域も薄くなく
BBCの安定感を感じる。拍手はカットされている。

(それにしてもこの指揮者の変容は凄い。左1968年、右2007年)
セーゲルスタム1968  セーゲルスタム2007

21:54
演奏  A-   録音 90点

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