クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

ニールセン 交響曲第5番 ブロムシュテット(73)

2015.11.14 (Sat)
ブロム全集LP(←LP全集 保有CD→)ブロム56
ブロムシュテット/デンマーク放送交響楽団(73、EMI)は素朴な力感。
オケの音がローカル。また金管のヴィヴラートなど時代を感じる。
全体は地味な音響だが力強さがある。
この後のサンフランシスコ響との再録音とは両極端な差。
これはマイナスの意味ではない。

第1部のスネア・ドラムや木管などは何か冴えない感じだが
第2部におけるフーガの無骨なまでの荒々しさなどニールセンの
真骨頂ではないか。
終結の雪崩のようなティンパニとオケの絞り出すような音は驚異的ど迫力!
40代半ばのまだあまり有名でなかった頃の意欲的な指揮者の姿がある。
(↓1975年の指揮者)
Blomstedt1975.jpg

録音はデンマーク放送コンサートホールでのセッション。
LP盤で聴いていた時は冴えない音で閉口したが、
CDリマスターでは一皮むけた音。その分ヒスノイズは残っているが、
慣れれば気にならない。木管やドラムはピックアップされるが
弦がやや引っ込む独自のバランス。この曲の特色を強調したような。
全奏におけるスケール感はなくデット気味。
なお、現在のこのホールは非常によく響くホールなのでこの録音で
使用されたのは旧ホールではないかと思う。

10:28  8:59  8:55  7:17   計 35:39
演奏  地A   録音 86点

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