クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

ニールセン 交響曲第1番 オラモ(2013)

2015.11.07 (Sat)
オラモ13
オラモ/ロイヤル・ストックホルムフィル(2013、BIS)は立派、巧い。
この指揮者のバランス感覚は素晴らしい。
スコアを読み込み力感も情感も不足ない。
もう一つ欲しいとすれば、計算外のはちゃめちゃ。弱さ。
第1番はまっとうな交響曲の枠をはみ出していないが、
破天荒作曲家のこれからを予感させる部分も大事なはず。

第1楽章はイキイキ感があり安定感抜群。
抒情的な部分での美しさは特筆だ。

第2楽章も実に美しく夢見るような憧憬感がある。
このような繊細な部分でオラモは細心だ。

第3楽章も前楽章同様の美しさ。

終楽章はよい。力がある。煽る感じもいい。
ティンパニも打ち込まれているが遠い。
また、響きの多さが迫真性を緩和しているのが残念。
ヘッドフォンでよく聴くと指揮者は各パートに注意を払っているのが分かるのだが。
これは指揮者の責任ではない。

録音はストックホルム・コンサートホールでのセッション。
美しい響きをマスで捉える。静まった時の音の余韻は美しい。
オケの全奏では響きの多さがちょっと気になる。
好みもあるが、この場合観客が入っていた方が音を吸収して明瞭度が
上がっていたのではないかと思う。

9:21  7:34  8:13  8:38   計 33:46
演奏  A+   録音 93点

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