クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

ニールセン 交響曲第1番 ベルグルンド(87)

2015.11.05 (Thu)
ベルグルンド12
ベルグルンド/王立デンマーク管弦楽団(87、RCA)はテキパキしている。
ベルグルンドの全集の中でも彼の職人気質的な処理がこの曲にプラスしている。

何も足さず何も引かない、というCMコピーが思い浮かぶ。
テンポに停滞はなくストレート。
よってこの曲の持つ若々しい率直な思いが爽やかに再現される。
ただ、一方でのロマン的なためらいや思いはそぎ落とされる。

第3楽章は7分40秒で駆け抜けまた、少し前のめるになる部分があり
ちょっとそっけないくらいだが。終楽章は颯爽としている。
berglund.jpg

録音はコペンハーゲン、オッド・フェロウ・ホールでのセッション。
小細工のないクールな響き。楽器の細部をピックアップする録音でなく、
自然にマスを捉える。音の迫真性は近時の録音に分がある。
ティンパニの輪郭はぼやけるなど残念なところはあるが
爽やかな響きは好ましい。

8:52   6:25   7:40   8:17    計 31:14
演奏   A    録音 89点

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