クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

ドヴォルザーク 交響曲第8番 オールソップ(2008)

2015.10.18 (Sun)
ドヴォ78オルソップ
オールソップ/ボルティモア交響楽団(2008、NAXOS)はなかなか熱い演奏だ。
師匠のバーンスタインの若いころを彷彿とさせる場面もある。爽やかで溌剌。
このCDは7番との併録だが特にこの8番は気に入った。

第1楽章の自然な緩急、ダイナミクスは素晴らしい。歌うところろは歌い、
叩くとこは叩く。時にチャーミングな表情を聴かせたりで嬉しい。

第2楽章は爽やかに進行し中間で高らかに歌い上げる。
終盤の熱く情感を滾らせ、そして夕映えのように消える部分は感動的。

第3楽章はノスタルジックな音楽でここでもしっかり歌うが
過度にならないところがこの指揮者の知性だ。

終楽章は勢いに任せない逞しい音楽。
一方、細部の見通しも良く混濁しない。
ヴァイオリンがクレッシェンドしていく場面もしっかり表現がある。
ハチャメチャ感はなく最後まで理性的に押し切っている。

バーンスタインはドヴォルザークの第8番を録音していないが、
この師が振ったらどのようになっていただろうかと想像してしまう。

録音はボルティモアのメイヤーホフ・シンフォニーホールでのライブ録音。
meyerhoff.jpg
ただし、客席ノイズはほぼない。メリハリある音。デットではない美しい響き。
マルチマイクを繋ぎ合せた音ではなく確かにライブ的音だが極めて鮮明。
低域も引き締まり心地よい。近時ナクソスのライブ録音も優秀だ。

10:24   10:54  6:14  9:45   計 37:17
演奏  A+   録音 92点

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