クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

シベリウス 交響曲第2番 ガラグリ(63)

2015.09.07 (Mon)
シベ2カラグリ
ガラグリ/ライプチッヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団(63、ETERNA)は強さを秘める。
カール・フォン・ガラグリ(1900-84)はブタペスト出身、ストックホルムで死去した。
もともとはヴァイオリニストとしてベルリンフィルでスタートした後、
スウェーデンのオケでコンマスをしていたが途中で指揮棒を持つようになった。
ガラグリ
この録音はライプチッヒのカペルマイスターのコンヴィチュニー(1901-62)が亡くなり、
ノイマンが64年から引き継ぐ空白の時期のもの。
ガラグリは71年に1番7番を録音しているが、ライプチッヒのシベリウスは珍しい。

演奏は基本的に極めてまっとう。小細工なく進み、テンポも普遍的。
ただ、時に剛毅さが顔をのぞかせると思っていると、
終結での音を割らんばかりの物凄い強奏にこの人の男気を感じる。
せっかくの場面で録音の古さが露呈するのが残念だが
北欧の耐えに耐え、最後に爆発という気骨を感じる演奏だ。

録音場所は不明だが響きが豊かで聖トーマス教会でのセッションではないか。
録音レベルは当時の水準だと思うがホールの響きはクールでスケールもあり合致。
終結の最強奏では音がびりつくが、これは演奏が強すぎるから。

9:34  14:15  5:54  13:41   計 43:24
演奏   A-   録音 85点

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