クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

レスピーギ ローマの祭 ペドロッティ(61)

2015.09.06 (Sun)
ペドロッティ
ペドロッティ/チェコフィル(61、suppraphon)は作曲家直伝。
チェコフィルというとマイルドなオケのイメージがあるがここではバリバリ凶暴。

第1曲「チルチェンセス」はブラスの威力が凄い。
第2曲「50年祭」の弦の歌わせ方など聴いていると本場物の香り。
後半ではまたもや金管が強烈な歌。
第3曲もホルンセクションの素晴らしさホールの素晴らしさを感じる。
ここではぐっとテンポを落としロマンティックなムードが横溢。
終曲「主顕祭」では指揮者のイタリア人気質が爆発。
ピョロピョロ・パンパン鳴りものが大活躍。祭りだ祭りだ!
トスカニーニのひきつる様な表情でなく楽しく混乱している様子が見える。

指揮者アントニオ・ペドロッティ(1901-75)はトレント生まれのイタリア人指揮者。
聖チェチーリア音楽院でレスピーギ(1879-1936)から作曲を師事している。
イタリアを中心に活躍したローカル指揮者のイメージだが、なぜか
「プラハの春」音楽祭の常連だったりチェコとつながりが強い。
Pedrotti_1piano.jpg

録音はプラハ・芸術家の家でのセッション。
LP時代はローマ三部作を一枚に収めることが難しかったため
「祭」と「泉」が61年に録音され71年に「松」が別の曲と録音された。
この10年の録音の質の差は歴然としていて「祭」はかなり古く聴こえる。
強奏時にテープの限界で濁りが出るのが惜しい。
ただ、会場の音響自体はよくスケール感がある。
なお、テープ編集の後も割りとくっきりついている。
終曲の1:52から2:51までは左チャネルの情報が減る。

4:49  6:52  7:50  5:03   計 24:34
演奏   祭A    録音 85点

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