クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

ニールセン 交響曲第4番 ストゥールゴールズ(2014)

2015.09.01 (Tue)
ストゥールゴールズ2
ストゥールゴールズ/BBCフィル(2014、CHANDOS)は情と知のバランスがよい。
大袈裟な表情はないが、細部に目配りし感情を込め、楽器のバランスに配慮し、
燃えるところでは燃える。
この全集に言えることだが、もう少し録音時に響き抑えスッキリしてくれていたなら、
この演奏の良さが倍加したのではないかと思う。それほど造形的は引き締まっている。

第1楽章は勢いと荒さを持って進む。弦の圧は強く、ティンパニの強打も決まる。
テンポはだれることがない。

第2楽章は緊迫感の中に居。ここでは空間の中に漂う木管の歌が綺麗。
速い中にも表情付けをきっちり行うのはこの指揮者らしい。

第3楽章も強く念を押す。じっくり腰を据えて訴える。

終楽章は馬力がある。ティンパニも怒涛の叩きぶり。
最後まで一気に行く。

録音はBBCの新本拠地メディアシティUKでのセッション。
華やかで響きの多いシャンドスらしい録音。
少し距離感があり眼前の迫力や分離を期待すると裏切られる。
鮮度自体はあり、ソロの木管は美しく捉えられている。
肝心のティンパニは固いバチをの音がするが、
掛け合いの場面では響きが多いため煙に埋没するのが残念。
全般にトゥッティで前音や他の楽器の音と被るのが残念。

11:31  4:27  10:27  8:42   計 35:07
演奏  A    録音 92点

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