クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

ニールセン 交響曲第3番 ヴァンスカ(02)

2015.08.23 (Sun)
ヴァンスカ34
ヴァンスカ/BBCスコテッシュ交響楽団(02、BIS)はひたすら一途。
ムキになったように走る。この曲の怒りの側面を強調。
しかし、その底辺に隠された複雑な思いは押し殺される。

第1楽章の切れ込みは素晴らしい。保有盤最速で駆ける。
溜めや緩急はなく、とにかく直球をボンボン投げ込む。
よって中間部のワルツの場面も苦渋で顔がゆがんでいる暇はない。

第2楽章も音を延ばさず切り上げていく。北欧の神秘性はあまり感じない。
ティンパニの強いロールが意志的。
男女のヴォーカルの部分は雰囲気が出ていない。

第3楽章冒頭のホルンの強奏は何を意味するのか。
その後も荒々しい。ここでも強い怒りを感じる。

終楽章は音楽がシンプルなだけに直球で行くのか心配だったが、
ここではややじっくりと腰を落ち着けた展開。
ただ、ニールセンにとって重要な木管の囀るような警句が
十分活かされていない。
終結はテンポが遅いままだが何か消化不足。

録音はグラスゴーのシティ・ホールでのセッション。
モニタータイプの再生装置で物足りない音。
BISの北欧での録音は素晴らしいがグラスゴーではまだ慣れていないようだ。
平板で伸びの感じられない音。各楽器の鮮明度、奥行きがあまりなく
量感も不足する。Bassを補強した。
一聴するとデットな感じだ鎮まった場面ではトーンを感じる。

10:37  9:11  6:27  9:40   計 35:55
演奏  怒A-    録音 88点

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