クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

R=コルサコフ シェエラザード デュトワ(83)

2015.08.17 (Mon)
シェエラザード デュトワ
デュトワ/モントリオール交響楽団(83、DECCA)は清涼感。
この曲に「清涼感」というのは不似合。それを求めるなら他の曲がある。
ただ、やはりこのコンビの音楽はどんな曲でもこれを感じさせる。

全く癖のない表現。
重くならないオケコントロールのもと、快適なリズム、妥当なテンポ。
終曲におけるそこそこの盛り上がり。
非の打ちどころがない。
不満があるとすれば、そういうところだ。
こんな完全な”シェエラザード”にシャリアール王は惚れるだろうか?
勿論、この指揮者の美学は徹底されているので、王様の好みは関係ない。

録音は例によってユスターシュ教会でのセッション。
適度な響きを纏いながら透明感ある音。破綻は一切ない。
しかし後年の同レーベルのシャイー盤に立体感、奥行き、量感で負けるのは、
ホールの違いか。純水的美しさはこちらかもしれないが。

10:32  11:31  10:33  12:25   計 45:01
演奏  A+    録音 93点

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