クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

R=コルサコフ シェエラザード フェドセーエフ(81)

2015.08.12 (Wed)
フェドセーエフ1981
フェドセーエフ/モスクワ放送交響楽団(81、Victor)は洗練されたロシア。
私は旧ソ連時代の独自のオケの音が好きなのだが、
これはほんのりそれを味あわせてくれる。
フェドセーエフにはこの後数種類の同曲録音やライブの記録があるが、
ロシアンテイストの残影を求めたのでこの盤を選定。

演奏内容は誇張感がなく下品になることはない。
第1楽章冒頭の響きの鬱蒼感ある重さ、
続くヴァイオリン(ボリス=コルサコフ)もよい雰囲気。
第2楽章では他の演奏では聞かれないティンパニの盛り上げロールが面白い。
私が感心したのは第3楽章。
下手するとダレるのだが、颯爽としたテンポで運んでくれる。
本盤は8:18.。11分程度の演奏が多い中、最速。私は見識だと思う。
そして終楽章が白眉。全体が速いのでなく徐々に加速感を強める。
ブラスとパーカッション群のキレがよく、音楽を締める。
7分台の盛り上げアッチェレランドは気迫が凄い。
このオケの能力は流石で当時のロシアのオケでは筆頭の実力。

録音はモスクワ放送大ホールでのデジタル・セッション。
メロディアではなく、日本ビクターの製作陣が乗りこんで録ったものなので
非常に安定した出来。ソヴィエト連邦崩壊前の録音としてこれは貴重。
メロディア音源ではではお馴染みの最強音での音の潰れがない。これは淋しい(笑)
ホールの響きはゲルギエフのような過剰感はないがしっかりで潤いのある音。
ピントのフォーカスもしっかりで、当時のロシアオケの音色を綺麗に捉えている。
終曲では大太鼓の空気感も伝わるところが嬉しい。

9:41  11:56  8:18  11:43   計 41:38
演奏  A+    録音 93点

コメント

控えますといっておきながらすみません。

オーマンディーのレビューで
>フェドセーエフ盤は別の場所を削っていたりもする。
との記載を記憶しており、当盤を見つけて買ったのですが、説明に何も明記されていませんでした。
カットがあるのは当盤で良いでしょうか?

おヒマな時で結構ですので教えていただけたらと思います。
論より感覚様
2003年盤だったと思います。今手元にないので
確認できませんが、ひょっとして編集でカットしていた
可能性もあります。
第3楽章だけ他のカット無しのアルバムとaudacity音声データ比較してみましたが、私の駄耳ではカットが分かりませんでした。もしかして新盤の方でしょうか?
音源が手元にないのですみませんが確認できません。
よろしくお願いします。
言葉足らずですみません。

調べてくださいという意図ではなくて、本盤はカット無い様です。
とのご報告でした。
2003盤は未聴なので調べてみます。失礼しました。


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