クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

R=コルサコフ シェエラザード ゲルギエフ(01)

2015.08.11 (Tue)
ゲルギエフ
ゲルギエフ/キーロフ管弦楽団(01、PHILIPS)はロシア・バレエ音楽。
やたらに情景描写的と思いきや、ロシアではこの曲は劇場上演の歴史があるのだ。
(↓CDジャケと同じ構図のニジンスキー振付・衣裳 BalletsRussesより)
ニジンスキー
ロストロポーヴィッチの演奏もそんな要素があった。
この路線での筆頭がこのゲルギエフではないか。

オケの響きは21世紀に入っているのでロシア臭は薄まっているが、
演奏内容自体はムンムン。
第1楽章の冒頭からたっぷり濃厚。録音がまたふわふわしていて夢物語的。
これぞ本場物のシェラザードなのだと思う。
緩急つけながら、まさに舞台を彷彿させる演奏とはこのようなものなのだろう。
終曲も巧みに盛り上げてくれる。

このCDが登場した時は絶賛されたようだ。
しかし、私はこの曲をオケ・コン的に楽しんでいるため別の演奏に食指が。

録音はペテルスグルグ・マリインスキー劇場でのセッション。
天井も高く非常に響きの多い場所なのか残響がたっぷり。
St_Pb_.jpg
フィリップスの製作陣もたっぷり感が好きなので編集上もそのような加工を
しているのかもしれない。オケの実際の音以上に美麗になっているだろう。
但し、終曲など響きが多すぎて壮大な鳴り方はしているのだが、
低域がフアァっとしているので真の迫力という意味では希薄感がある。

10:26  12:26  10:55  12:04   計 45:51
演奏  劇    録音 91点

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