クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

R=コルサコフ シェエラザード チェクナヴォリアン(91)

2015.08.10 (Mon)
シェエラザードチェクナヴォリアン
チェクナヴォリアン/アルメニアフィル(91、ASV)は土から立ち上がる。
いかにも荒っぽく、流麗を求める人には不向き。
粗野ともいえる響きがゴォーッと湧いてくる。
洗練された欧米のオケの演奏を聴いた後にこの演奏を聴くと、技量の差を感じるが、
この曲の持つエキゾチックな体臭にも気付くことになる。
ホルンの音も旧ソ連型の音色を残し迫る。
第2楽章ではピッコロの音が始終強烈に聴こえるなど独自の楽器バランスも見られる。
終曲ではどんどんヴォルテージを上げ保有盤最速のスピードとなる。
素朴なパワー全開。トランペットも必死のタンギング見せる。木管の運指も限界。
6:30からは地面を叩きながら狂気の踊りに疾走する。

録音はアルメニア共和国の首都エレヴァン市にあるアラム・ハチャトゥリアン・ホール
でのセッション。いかにもASV的な着色はないが平板なデジタル音。
明快さは買える、が、量感に乏しいため全奏の迫力に力不足感が付きまとう。
デット気味の音響。終結の怒涛部分で大太鼓の音が割れるのは残念。
(↓アララト山を望むエレヴァンの街で録音された)
yerevan.jpg

9:23  12:17  10:19  11:20   計 43:19
演奏   土   録音  90点

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