クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

R=コルサコフ シェエラザード スヴェトラーノフ(69)

2015.08.06 (Thu)
scheherazade-svetlanov.jpg
スヴェトラーノフ/ソヴィエト連邦国立交響楽団(69、Melodiya)はロシアンムード横溢。
演出過多ではなく真っ当。あざとく下品な感じはない。
にもかかわらず、60年代このコンビは普通にやっているだけで体臭が滲む。
とりわけロシアンテイストの金管がエキゾチックなムードを盛り上げる。

第1楽章冒頭より濃厚な気配が支配する。キレはないが重量はある。

第2楽章のオーボエやチェロは舞台裏で奏しているかのような演出。

第3楽章は素晴らしくよく歌う。メランコリックな風情も見せる。
ヴァイオリンソロのフライドハイムは切ない。

終曲はアップテンポに腰の重いオケが今一つパワーを発揮できていない。
打楽器群が弱いのも残念。スヴェトラーノフならもっと炸裂してほしかった。

好きな指揮者だったスヴェトラーノフ(1928-2002)
スヴェトラーノフ

録音場所の明記はないセッション収録。
モスクワ音楽院大ホールのようなたっぷり音響で重く広がる独自の音色。
ウォームトーン。
リマスターで粗雑さはとれているが、大太鼓とラッパとがフォルテで鳴ると
テープ限界を超えて歪む場面があるのはこのころのメロディア音源共通。
それ以外の場面は雰囲気豊かなよい録音。

10:41  11:37  10:13  12:18   計 44:49
演奏  A-    録音 87+歪 点

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