クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

モーツァルト ピアノ三重奏曲 全曲 クングスバッカ・ピアノ・トリオ(07)

2015.08.04 (Tue)
クングスバッカ1  クングスバッカ2
クングスバッカ・ピアノ・トリオ(07、NAXOS)はそよ風が吹く爽やかさ。
速めのテンポで(少し速すぎると感じる場面もあるが)で流麗なのだが、
繊細なニュアンスが込められている。これぞモーツァルトを聴く愉しみではないか。
たとえば第6番の冒頭の第一音。
ヴァイオリンとチェロとピアノの左手が和音を奏するのだが
スコア上は単にフォルテに記載だが、実にデリケートに音を置く。
無造作にボーンと行く演奏が多いのだがこの演奏の優しさが心に沁みる。

このトリオは1997年スウェーデンで結成された。
Kungsbackaというのはスウェーデン沿岸部の海辺の田舎町の地名。
クングスバッハ
チェロのスヴェドベリ、ピアノのC=フィリップス、ヴァイオリンのブロマンは女性。
それぞれがソロ活動や教職についていたりで多忙とHPには記載されている。
現在、ハイドンのピアノ・トリオがナクソスにて録音が進行中だが
是非全集に発展させてほしいものだ。

録音はロンドンから西に行った美しい街ブリストルのセント・ジョージ・ブランドン・ヒル
でのセッション。非常に美しい響きがする会場で聴き惚れる。
鮮度が高く音の伸びがピアノが煌めき、ヴァイオリンの倍音が美しい。
チェロは太い音にならず軽快さを演出。
写真で見てもとても陽光射し込む綺麗なホール。
窮屈なスタジオよりもこうした場所の方が演奏者も和むだろうな、と思う。
Hall-Stage-Door-View.jpg

第1番から第6番(2巻分 このほか補筆K442を含む)
18:40  23:47  21:01  18:22  19:30  15:35   計 116:55
演奏  S    録音 95点

コメント


管理者のみに表示

トラックバック