クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

R=コルサコフ シェエラザード インマゼール(04)

2015.07.31 (Fri)
シェエラザードインマゼール
インマゼール/アニマ・エテルナ管弦楽団(04、ZigZag)はピリオド楽器・奏法。
といってもバロック時代の楽器を用いるわけではなくほぼ現代楽器に近い時代楽器で
演奏しているので音の違和感はない。弦はノンヴィヴラート奏法を主体にしている。
一番大きな違いといえば弦楽群の人数が通常のオケの半数(8.8.6.6.5)ぐらいということ。

しかし、この曲の場合全奏で弦の厚みを絶対的に必要とする場面は実はそれほど多くなく、
かつ録音のバランスもあって弦が貧弱という印象は受けない。
つまり、モーツァルトやシューベルトのときほどの明らかな違いはない。
一聴したときは何かもっとピリオドオケの響きが違うのかと期待したが
かわされた感じ。冒頭のブラス群からしっかりした音が出ており、
通常の演奏とあまり変わりない迫力が出ていたのでかえってがっかり・・・。
もっと、スカスカ・ギコギコした音を期待したのに。

解釈は気負いがなくさらさら流れる。
シューベルトの時の方が熱のこもった演奏だったではないか?
ソロ・ヴァイオリンはミドリ・ザイラーでこちらも情感を溜めずにスッといく。
併録にボロディンの「韃靼人の踊り」があるがこちらも相当な迫力。
楽器が少ないので音が透けて見えるところは面白い。

録音はベルギーのブリュッヘ音楽堂での3日間のセッション。
小型な感じの音で分離鮮明。金管や打楽器のパルスはよく捉えている。
柔らかな膨らみというより細い。響きは少ないが綺麗に入る。
このオケの特色を出そうとした録音。
(↓録音会場コンセルトヘボウのあるブリュージュは美しい街)
in_brugge.jpg

9:33  11:56  9:49  11:48   計 43:06
演奏  A-    録音 93点

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