クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

R=コルサコフ シェエラザード メータ(87)

2015.07.20 (Mon)
メータ SONY
メータ/イスラエル・フィル(87、SONY)は緩い。しかも録音が残念。
メータは67年のロス・フィル盤に次ぐ再録音。

第1楽章「海とシンドバットの船」は丁寧な作り。ゆったりスケールが大きい。
ソロはコンマスだろうかユーリ・ピアンカ。ぽってり安定感はある。

第2楽章「カランダール王子の物語」のレント部分はしっかりく歌いまくる。
アレグロ部分は力が入るが録音のせいもありスケール感がない。
このため間延びした感じが否めない。

第3楽章「若き王子と王女」ではそよ風と熱風が欲しいのだが
常に湿度の高い温風が吹いている。

終楽章「バクダットの祭-海-青銅の騎士のある岩での難破-終曲」を
聴くとかつてのメータの勢いが削がれていることを実感。
オケ全体が鈍重で、日本のオケの方が上手い。
緊張感のない運びでここまで待たされた期待感が失望に変わる。
メータならもっとできるでしょ、という反動が大きいので厳しくなったかも。

録音はテル・アヴィブのマン・オーディトリウムでのセッション。
この会場は難しいのか、いい録音の記憶がほとんどない。
(バーンスタインの「大地の歌」など酷かった)
マンオーディトリウム
ここでも87年のデジタル録音にしては解像度が上がらず
低域の量感なく平板。しかもホルンあたりでピーク感が出るなど
EMIのような音。ひょっとして日本盤プレスの問題?
この曲ではこの音はマイナス。
ホールトーンも少なくオケのごまかしが効かないのが辛い。

10:33  12:21  10:25  12:40   計 45:59
演奏  B+    録音 85点

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