クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

R=コルサコフ シェエラザード バーンスタイン(59)

2015.07.08 (Wed)
シェエラバーンスタイン
バーンスタイン/ニューヨークフィル(59、SONY)は汗ぶっ飛ぶ大熱演。
この通俗名曲に敢然と立ち向かう。

ニューヨークフィルの音楽監督に就任したばかりの若きバーンスタインが、
ドライブしまくり緩急大小を好き勝手につけるが、
素晴らしく剛直なオケが見事に反応している。
私はこのころのニューヨークの低弦(チェロ・コントラバス)の胸板の厚い音が好きだが、
この曲でも存分に味わえる。

この演奏は冒頭のど迫力のブラスからいきなりうねる奔流に巻きこまれる。
濃厚な表情で飽きさせずに進行。そしてやはり終曲が素晴らしい。
オケの力量が凄いのだが、リスクを負って猛烈なスピードをかます。
Vivoの部分など風速50メートル以上の暴風雨。
名手ココリアーノのヴァイオリンは美音に拘泥せずオケと対峙。

録音はニューヨーク・ブルックリンのセント・ジョージホテルでのセッション。
St-George-Hotel-1912_201507082219574ae.jpg
このコンビのステレオ初期によくつかわれた場所。驚くほど音がよい。
ホールは広さは感じないが狭くて詰まる様な事はなく、
パルス音も明確に捉えられている。
低域の量感は薄いがそこは少し補強すればよく、むしろステレオ感を
強調した分離の明快な音響を愉しめば良い。ヒスはあるがリマスターが成功。

11:01  11:48  11:10  12:30   計 46:29
演奏  A+    録音 87点

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