クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

モーツァルト ピアノ三重奏曲 全曲 アイゼンシュタット・ハイドン・トリオ(05)

2015.07.05 (Sun)
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アイゼンシュタット・ハイドン・トリオ(05、Capriccio)は惚れ惚れする爽快な愉悦。
流れは快適で音はべとつくことなく歯切れがよい。合間に表情を込める。

このトリオは、ウィーン音楽大学卒の3人で1992年に創設された。
ハイドンのピアノ三重奏全集(39曲8枚)、スコットランド歌曲全集(400曲18枚)などを
録音するなどの偉業を成している。

CDは1枚目の第4番(k542)から始まるが主題で溜めを作りながら歌いだす。
勿論作為が過ぎることはなく、揺らぎを皆で愉しんでいる。
そしてなんといっても瑞々しい気品ある音に魅了される。

このトリオは10年以上の活動の中で完全に気心知れたという雰囲気。
全体をリードするのが中央に位置するピアノのコシーク。
左はヴァイオリンのシュトルツ女史、右はチェロのグラッドウォール。
ピアノのタッチはピリオド的に端正でそれを左右の弦が優しく包む姿が絶妙。
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録音はウィーンから50キロのアイゼンシュタット、エステルハージ宮殿の
ハイドンザールでのセッション。
ヨーロッパでも最高の音響で知られるこのホールは見た目にも美しいし、
音もうっとりする。空間の広さは室内楽にぴったりで減衰は早いのだが綺麗に香る。
ピアノの高域がクリスタルの響きでヴァイオリンは吸い込まれる。
本盤はSACDのハイブリッドだがCD面で聴いても十分美しい。
ハイドンザールエステルハージ

21:06  25:49  22:26  18:42  20:06  17:01   計 125:10
演奏  S    録音 96点

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