クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

レスピーギ ローマの祭 パッパーノ(07)

2015.06.21 (Sun)
パッパーノ
パッパーノ/サンタ・チェチーリア国立管弦楽団(07、EMI)は本場物。
この言葉を使いたくなる。
極めて雄弁で愉しい。このオケは基本的にオペラピットに入らず、コンサート主体。
それでもやはり歌心はたっぷり。シンフォニックに分厚い響きではなく情景描写が独自。
イタリアの大先輩トスカニーニのような強烈な迫力はないがこちら遥かにイタリア。

第1曲「チルチェンセス」の冒頭のトランペットからしてヴィヴラートがオペラ的。
そうやって聴くとその後のメロディも歌つきでも不自然ではないと感じる。

第2曲「50年祭」も速めのテンポだがしっかり表情付けを行っている。

第3曲「10月祭」の歌も力むことなく爽やかに歌いきる。
後半のセレナーデも雰囲気たっぷり。
マンドリンもオンマイクではなく街角から自然に聞こえてくる。

終曲「主顕祭」も和やかなお祭り。場面転換はこれまた舞台を見ているよう。
最後はズンドコズンドコ。アッチェレランドをかけて興奮を誘うことなく
楽しい雰囲気を持続したまま終結。

録音はローマのL'Auditorium Parco della Musicaでのコンサートと
セッション録りとの記載。この会場の外形はユニークな建物。
auditorium-parco-della-musica-roma.jpg
内部は写真を見ると客席がステージを囲む構造。
LAuditorium Parco della Musica内
音の拡散が起こりやすいので、布や反射板、マイクセッティングで
調整することもあろうが、ライブだとなかなか大変。
分解能は高くないが大きな枠組みしっかり音を捉える。
打楽器の輪郭が甘いのはEMIならでは。

4:33  6:32  7:57  5:24   計 24:26
演奏  A   録音 90点

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