クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

レスピーギ ローマの祭 ムーティ(84)

2015.06.20 (Sat)
ムーティ
ムーティ/フィラデルフィア(84、EMI)は活きがいいが録音が残念。
このころのムーティにぴったりの曲。大らかで明るい。
1985年レコードアカデミー賞受賞とある。録音さえ冴えていれば…。

第1曲「チルチェンセス」は颯爽としている。フィラデルフィアの洗練された音響。
太鼓も力がありブラスの饗宴も流石。

第2曲「50年祭」の弦の不穏な表情など分かりやすい。
強奏になると弦の音に潤いがなくなる。これは圧の強いフィラの特徴か。
鐘の音の濁りが気になる。

第3曲「10月祭」の湧き立つリズムと歌は流石イタリアを感じる。

終曲「主顕祭」はホールが鳴り響きが多い。
終結にかけてのギアのチェンジも素晴らしい。
オケの力量は素晴らしいのに敢えて?整えずお祭り気分を演出。

録音はフィラデルフィア・メモリアル・ホールでのデジタルセッション。
多彩な楽器が登場するのでカラフルに録ってほしいのに、ややオフで
鮮明さを欠いている。トゥッティで泥んこ状態になっている。
録音がよければ評価も上がったはず。全く罪作りな会社だ。
ホールトーンはあるがそれを生かすことなくなぜか詰まり気味。
世評はよい盤なので私のオーディオ装置との相性が悪いのかもしれない。

4:41  7:21  6:49  4:57   計 23:48
演奏  (A)    録音 87点

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