クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

レスピーギ ローマの祭 トスカニーニ(49)

2015.06.17 (Wed)
トスカニーニ
トスカニーニ/NBC交響楽団(49、RCA)は問答無用・容赦なし。
昔から崇められてきた盤。難癖付けるのは勇気がいる。
かくいう私もずっと最高の演奏だと信じてきた。

しかし、時は21世紀も15年過ぎた。60年も70年も前の音源を盲目的に
信奉するべきではないだろう。なんといっても極彩色の管弦楽曲を拡がりのない
狭いレンジの録音で聴くハンディは大きい・・・、
と思いつつ、時々聴きたくなる盤。当時のステレオ対抗盤のオーマンディを
聴いたりしたら、どうしてもこの窮屈な音の盤に戻りたくなる。

第1曲「チェルセンセス」はトランペットが機関銃のように放射、
トロンボーンがとどめを刺す。弦の不穏で短く切る音は誠に非情な残虐音楽。

第2曲は録音の古さが景色を暗くくすませる。
美しい幽玄はここにはなくピンと張りつめた空気。
色彩はモノクロでしかない。

第3曲「10月祭」は壮大に始まる。
筋肉隆々のあとも引き締まったセレナード。ちょっと厳しすぎるくらいの明晰強拍。

終曲「主顕祭」は5分を切るテンポのみならず、オケのパワーが壮絶。
首をぐいぐい締められる。

録音はカーネギーホールでのセッション。
当然モノラルで例によって残響は少なく直接音主体。
低域などは薄いので少し補強した。
トスカニーニの録音の中では良好で音の潰れもない。
リマスタリングは巧くヒスなど気にならない。
トスカニーニカーネギー

4:48  6:55  7:08  4:49   計 23:40
演奏  威    録音 75点

コメント

以前に聴きましたが、ヒドい演奏・録音ですね。
とにかく曲の良さがまるで伝わってこない。
デュトワ盤に比べたらおもちゃの楽団みたいです。
いつまでもモノラル録音を信奉する評論家には引退いただきたいです。

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