クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

レスピーギ ローマの祭 スヴェトラノフ(80) 

2015.05.30 (Sat)
スヴェトラノフ
スヴェトラノフ/ソヴィエト国立交響楽団(80、SCRIBEDUM)は土着野蛮。
このコンビの特徴を容赦なく発揮。期待に応えてくれる。
爽快感はないが、この盤を聴く人はそんなことは端から求めていないはず。
オケが雑というの批判もナンセンス。デュトワ盤とこの盤を聴き比べると、
クラシックと言われる曲の再現がいかに許容度が高いかわかる。

第1曲「チルチェンセス」からやはりカロリーは圧倒的。
ラッパ群の神経を逆なでする強奏もこの時まだ健在。

第2曲「50年祭」は8分半で保有盤最長。ねっとりとまとわりつく。
脂ぎって暑苦しく鬱陶しい。それを愉しむ心の余裕が必要。

第3曲「10月祭」の夜の雰囲気も非常に怪しげ。

終曲「主顕祭」はほんとに祭りだ。でもローマではない。
露西亜+熱帯雨林+古代。
太鼓のぼこぼこ音やラッパの音はおよそ「管弦楽団」のものとは思えない。
またイタリアンな明るさ軽さとは別物。自家薬籠中のロシア音楽としてる。
最後の1分はジンタ調で巨大な岩石が下る。
凄い!暫く聴きたくない。

録音はモスクワ音楽院大ホールでのライブ。
アナログ収録。聴衆がいるので響きの多いこのホールもデット気味に。
メロディア音源をスクリベンダムがリマスターしているがうまくいっている。
もとの音の鮮明さはなく一定の距離感を持つが、うやむやということはない。
むしろ距離感を持っているから命を奪われず安心していられる。
スヴェトラノフモスクワ

4:43  8:29  7:21  5:20   計 25:53
演奏  露    録音 86点

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