クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

R=コルサコフ シェエラザード チェリビダッケ(75)

2015.05.23 (Sat)
チェリ1975
チェリビダッケ/シュトゥットガルト放送交響楽団(75、LIVE Classic)は抒情優先。
チェリは1971~77までこのオケの首席客演指揮者だったが、
データを信じればその在任中の演奏。
80年代のミュンヘンとの演奏は遅いが、これは第2楽章以外はさほど遅くない。

第1楽章は音が大袈裟に重くなりすぎないような配慮を見せる。

第2楽章の「カランダー王子」冒頭はチェリの見せ場で非常に遅い。
木管を執拗に歌わせる。後半の盛り上がりはじわじわ。チェリの若々しい掛け声。

第3楽章まで聴いてくると同じようなメロディの繰り返しに少し飽きてくるが
美しいことは美しい。

終楽章は迫力はそれなりにあるがメロディ部分をしっかり歌うのが特徴。
祭り、難破の高揚感はある。
但し終結にかけてのヴァイオリンソロが危ないのが残念。

完成度において今一つの印象。そもそもこの曲の単調さが
チェリビダッケの作法を100%反映できないのかもしれない。

録音は1975年のライブ表記。
1982年の同楽団とのライブビデオとは客席ノイズから違う演奏と判定できる。
但し、この手の非正規盤にしては音がよく放送音源をかなりよい状態で
移行したものと思われる。客席ノイズはあるが目立たないし拍手はカット。
帯域はほどほどで音はまるく昔のFM的な音で拡がりも少ない。
しかしつぶれなどなく演奏を味わうには問題ない。タイムは実測。

10:38  13:59  11:07  12:45   計 48:29
演奏  参    録音 82点

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