2015.05.11 (Mon)

フルトヴェングラー/ベルリンフィル(51、DG)は期待が大きかった。
最初聴いたときはライブかと思った。フルトヴェングラーの自在な表情に
ややアンサンブルがついていっていないところがあったから。
これはとりもなおさず、ハイドンをロマンティッシュに振っていることの証左。
音の強弱や間のとり方に時代を感じる。
しかしこの後新古典的な演奏が多くなったあと、またピリオド楽器による
デモーニッシュな演奏が台頭するなど演奏の歴史も繰り返し変遷する。
ただ、全体としてこの演奏が面白いかと言われれば録音のハンディを
乗り越えるものではないと思える。
クレメンス・クラウスとウィーンフィルのように今は無き芳香がないのなら
終楽章でもっとアッチェレランドするなど豪快な魅力を見せてほしかった。
録音はベルリンイエスキリスト教会でのセッションなので聴きやすい。
適度な残響が美しい。
もちろん、ステレオ時代のような一皮むけた鮮度は望めない。
6:52 6:19 4:24 3:40 計 21:15
演奏 B+ 録音 78点
コメント
クラシック初心者+α です。色々と違う演奏が聴きたくなる時にこのサイトを見ています。「S」評価されている演奏は本当にすごいと共感しています。クラシックをどんな視点で聴くかの参考にもなります。ありがとうございます。そして、このサイトを応援しております。
クラシック+αさん
このような素人ブログにお付き合い頂き
ありがとうございます。
私の「S」評価は個人的な思い入れが入っていますので
必ずしも世評と合っていないかもしれません。
でも、クラシック音楽を聴く楽しみの一つは
自分なりの名盤を発見することだとも思います。
ご参考になれば幸いです。
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