クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

ムソルグスキー 展覧会の絵 ダグラス(86)

2015.04.28 (Tue)
展覧会の絵ダグラス
ダグラス(86、RCA)は意欲的な正調。
今では個性的な演奏が数多く聴かれるのでこの演奏は現在目線では
オトナシイ方かもしれない。

ダグラスは1960年北アイルランドのベルファースト生まれ。
85年ヴァン・クライバーンコンクール第3位、86年チャイコフスキーコンクール優勝。
その際披露した「展覧会の絵」を改めてイギリスで録音したのがこのCD。
しかし、これらコンクールで優勝してそのまま活躍を続けるピアニストは
案外少ないと思う。このダグラスもその後名前を聞かなくなったしCDも
見かけなかったが2014年久々にシャンドスレーベルにブラームスを録音してる。
デビュー時「イケメン」だったダグラスも今やチョイ悪系オヤジに見える。
バリー・ダグラス

録音はロンドンのヘンリーウッドホールでのセッション。
低域が太く中域から高域はフラット。フォルテシモではドスの効いた響き。

演奏は、心の奥深く分け入ろうということはなく、それぞれの曲を対比させながら
適切な表情をつけて行こうとしている。
コンクール派でないムストネンは型破りな攻撃的面もあったが、
ダグラスは一定の範囲を超えることはしない。
しかし、相当弾きこんだのだろう、自信にあふれた演奏を展開。
イケメンぶりからもっとスマートな演奏と思いきや、結構豪胆な音を聴かせたりする。
ここら辺はソヴィエト系ピアニストを意識したかも。
しかし、「キエフの大門」では少しもてあましているような感じ。

33:40
演奏  A-    録音 90点

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