クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

ムソルグスキー 展覧会の絵 松居直美(87)

2015.04.16 (Thu)
展覧会の絵松居直美
松居直美(87、SONY)はオルガン+パーカッション。
吉原すみれと山口恭範が10種類の打楽器を操る。

思えばピアノ原曲は持続音をトリルなどでこなしていたが、
オルガンはそのようなことをしなくても持続音が得意。
しかし、パルス的な音は苦手なためパーカッションを追加することで
カバーしたという発想は首肯できる。
しかし、この机上の論理は実際に音にしたときに巧く行っていない。
打楽器とオルガンの音の質が違いすぎ分離している。
一番の要因は打楽器の音が軽すぎてちゃちなのだ。
せっかくオルガンで重厚・荘厳を演出してもパーカッションが入った瞬間
軽薄短小。
ラヴェル編曲を追いかけているのだが、オルガン独奏で聴きたいと思った。
「古城」などいい雰囲気なのだから。

録音はサントリーホールのオルガンを使って収録。
フルオーケストラの厚みと多彩さを出すために三重から五重の多重録音とのこと。
従って完全に録音芸術で実演ではこの演奏は再現できない。
これだけ重ねても劣化しないデジタル時代の恩恵ではある。
サントリーホール

36:43
演奏    離     録音  90点

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