クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

ムソルグスキー 展覧会の絵 オーマンディ(73)

2015.03.21 (Sat)
オーマンディ
オーマンディ/フィラデルフィア管弦楽団(73、SONY)はいつもの通りの塩梅。
「プロムナード」を聴くだけでこの演奏の全体が見える。
テンポと言いオケの輝かしい響きと言いまさにこのコンビのものだ。
中庸にしてしっかり、ベタともいうべき音楽が続くのだが
この曲を聴くのに全く過不足ない。

聴き比べなどしてると特色がない、と断じてしまい易いが、
何か違いを打ち出さなければいい演奏ではないか、と問われると答えに窮する。
この演奏を聴いているとついそんなことを考えてしまう。
この安心感。このコンビならばがっかりすることはない。
66年の旧盤は全曲31:07、本盤は31:49。なんという安定感。
聴き比べしてわかるのはこの演奏の水準を出すのは実は結構大変ということ。

なお、「バーバ・ヤガ」からは攻めの表情を見せる。
速いテンポで突入したあとおどろおどろしくテンポを落とし再加速。
「キエフの大門」は旧盤同様、お約束の盛り上がりでのティンパニ・クレッシェンドや、
音階刻み追加。オーマンディらしいゴージャスさ。
明るい気持ちにさせてくれる終結だ。

録音は、フィラデルフィア、スコティッシュ・ライト・カテドラル(=タウンホール)
でのセッッション。
響きは適切でこの時のRCA録音共通のややハイ上がりの華やかな録音だが、
今となってはもう少し奥行きと量感が欲しくなる。
(↓今はすでにないとのこと。教会とは違う)
Scottish Rite Cathedral

31:41
演奏    A    録音  87点

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