クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

ムソルグスキー 展覧会の絵 メータ(67)

2015.03.17 (Tue)
メータシュケナージ
メータ/ロスアンゼルス・フィル(67、DECCA)は若武者。
颯爽としており怖いものなし。
引き締まりパンチもあるが、粗っぽさが目立つ。
洗練ではなくひたむきで勝負。

「プロムナード」は颯爽としたテンポでいかにもこのころのこのコンビの勢い。
「小人」においてもテンポは緩まず、各フレーズがくっきり描かれる。
また例によってチューバの神様ロジャー・ボボが明快に聴こえてくるところが
この演奏の特色。「ビドロ」のフレンチ・チューバも強靭だ。
ここでのティンパニの粒たちのいい強打が印象的。
その後も淀みなく、「サミュエル」以降は更に勢いを増す。
「バーバヤガ」は前傾した小気味よいリズム。打楽器はパルス状の音。
騒然とした雰囲気が立ち上る。ただ、続く
「キエフの大門」は多くの競合盤と比べると中途半端な感じで残念。

録音はカルフォルニア大学ロイスホールでのセッション。
流石に若干鮮度は落ちたが、このころのDECCAらしいくっきりした捉え方。
終結のバスドラはぎりぎり飽和感。残響は多くなくスケールはさほど大きくない。
カラーテレビが出始めのころのコントラストを強めに撮った映像を想起させる。
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31:35
演奏  青A-    録音 87点

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