クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

ラヴェル ラ・ヴァルス ラトル(90)

2015.01.28 (Wed)
ラトル
ラトル/バーミンガム市交響楽団(90、EMI)はメリハリ系。
同オケの首席指揮者を10年間務め音楽監督になった年の録音。
完全にオケを手中に収めたこの頃、ラヴェルの主要管弦楽曲を集中的に録音した。
本場物でもなく35歳の若者指揮者のこれらの演奏がどのように受け止められたか
知らないが極めてフレッシュな魅力があると思う。
この演奏では艶やかな香りには乏しいが、パーカッション出身らしく打楽器に
重要な意味を持たた活き活きとした音楽が素晴らしい。

録音はワーウィック大学の芸術センターでのセッション。
EMIらしい曖昧さはあるがスケール感のある音。
打楽器の音は強力に捉えられており迫力がある。
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演奏の冒頭はオドロオドロしくせず各パーツを明快に元気よく。
この演奏の性格が明確になるのは「ワルツ」で大太鼓の一撃が極めてシカと
叩かれてから。優美な横の線よりも縦のリズムがくっきり。
テンポはもたつくことなくしかしオケは破綻を見せず一体感を持って大団円。
パンチは相当なものがある。

12:33
演奏  A    録音 90点

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