クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

ラヴェル ラ・ヴァルス バーンスタイン(76)

2015.01.27 (Tue)
バーンスタインフランス国立
バーンスタイン/フランス国立管弦楽団(75、SONY)はそこそこ。
58年のNYP盤とほとんど同じ解釈だが、若き日の演奏の方がより徹底している。
但し、フランスらしい明るい音はする。

録音はパリ、フランス放送103スタジオでのセッション。
同年にパリのシャンゼリゼ劇場でオール・ラヴェル・プログラムを披露し
そのライブ映像がDVDになっているがその後の別テイク。
スタジオとは言うが円形のコンサートホールである。
Radio France, Studio 103, Paris
ボレロの冒頭などソロ楽器主体の時は美しいソノリティを見せるが、
トゥッティになると分解能は悪くなる。やや遠目で遠近感も十分ではない。

演奏は冒頭より低弦やサブパートを強めにし不安色を煽る。
主題のメロディの脇の要素浮き上がる。
「ワルツ」になるとやはりバーンスタイン。よく歌う。
しかし流れに掉さすようなことはない。響きは透明とは言い難いが明るい。
徐々に音楽は踏みとどまり躊躇いを見せる。でもチャーミングな音。
ラッパの音などいかにもフレンチ。
「栄光と崩壊」は指揮者が前のめりになってそれをオケが追いかける展開。
実演DVDもいこの場面はスリル満点だがここでもそれがうかがえる。
一直線ではなく緩急がとられ最後は猛烈に突っ込んでいく。
但し、ライブ映像の迫力は更に凄かっただけに少し劣る。

13:13
演奏  A-    録音 87点

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