クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

ラヴェル ラ・ヴァルス インバル(87)

2015.01.19 (Mon)
ラヴェルインバル
インバル/フランス国立管弦楽団(87、DENON)はいろいろ中途半端。
なんだかワクワクしない演奏・録音。

録音はパリのフランス放送104スタジオでのセッション。
スタジオというが多目的ホールでNHKホールのような感じではないか。
はっきり言ってこのようなホールの音はよろしくないがここもそうだ。
デット気味で潤いに欠ける割に明晰さも劣る。
フラットで自然な音を目指すデンオン(当時)の姿勢はわかるが
かなり量感薄く淡白な印象。最初は音の分離がイマイチだったので
モニター系のヘッドフォンで少し低域を増強して聴いたりもした。

演奏は冒頭のおどろおどろしさの強調感はないが
「ワルツ」ではスイングしている。しかしそれが何かノリが悪い。
心ここにあらず、のような。ポルタメントもきっちりかかるが甘くない。
音の強弱も心の躍動と一致しない。さらに言えばアンサンブルもラフ。
終結の崩壊に向けてチューバのブリブリ音も聞えるが
曖昧な音階はいかにもフランス。またラッパも妙に明るい。
ためはほとんどなくすたこら終結。

12:30
演奏 B+    録音 89点

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