クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

J・アダムス ショート・ライド・イン・ア・ファスト・マシン  モスコ(94)

2015.01.05 (Mon)
アダムスNWE
モスコ/オランダ管楽アンサンブル(94、CHANDOS)は管楽バンド版。
この曲はうまくいけば非常に演奏効果が上がるのでバンド編曲版は引っ張りだこ。
但し、youtubeなどでみる限り崩壊寸前の演奏もあり演奏の難しさが漂う。
とはいえ、「ひょっとすると事故がおこるかもしれない」という際どさが
本来音楽が予定していた以上のスリルを付加していることも事実だ。

さてこの演奏は一回きりのライブではないし、クラシック系プロ集団なので
やや上品で崩壊はない。よって、残念なことに面白みが減じている面はある。

録音はユトレヒト・Vredenburg音楽センターでのセッション。
シャンドスらしいばりっとした音だが残響は少なめで鮮明な音響。
低域のヌケはいい。

演奏はオケに比べると重低音成分が少ないので一層軽快である。
テンポは速くもなく遅くもなく。弦の代わりを木管が受け持っているので
速い運指の連続で相当疲れるだろう。
バスドラはスカッとした空気感で気持ちいい。
バンド版は終結部でリタルダンドして壮大さを演出する演奏もあるが
これはそのようなことをせず駆け抜ける潔さがある。
まずは高い技術力で管楽版のお手本になる演奏だ。

4:23
演奏  A-   録音  92点

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