クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

モーツァルト 交響曲第29番 フリッチャイ(61)

2014.12.30 (Tue)
フリッチャイ4129(←CD LP→)フリッチャイLP
フリチャイ/ウィーン交響楽団(61、DG)は逞しい29番。
無骨ともいえる音楽はベームと似ている。
この曲は曲想からして流麗に演奏したくなるがフリッチャイは自分の音楽を通す。
いまどきこのような演奏は聴かれなくなった。

録音は記載はないが本拠地コンツェルトハウスのモーツァルトホールか?
ステレオ初期でオンマイクで左右を強調気味で残響は少なく、デットともいえるが
よく聞くとホールトーンはあるが、
併録の41番に比べると音場が狭い感じ(こちらはムジークフェラインのはず)。
リマスター後もやや硬いが明解。

第1楽章は力強く朴訥な歩み。
低弦がズコズコ刻みを入れる中、ヴァイオリンがゆったりとメロディを奏でる。
全体的にヴィオラやチェロを平等なバランスのもとに置いた演奏。
クレンペラー的な感じだが弦の歌などに血が通う。

第2楽章も淡々としかし深い音を出しながらゆっくり歩む。
前楽章の強さとの対比が大きい。

第3楽章はザクザクと歩む。トリオはウィーンフィルの演奏でも
聴かれる微妙な溜めを伴って表情が優しくなる。

終楽章はまたもや力感が強い。ここでも低弦が活躍する。
フレーズ第一音のアタックが激しい。この潔さはいい。

8:28  6:25  3:42  4:39   計 23:14
演奏  武A    録音 85点

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