クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

モーツァルト 交響曲第29番 ガーディナー(84)

2014.12.19 (Fri)
ガーディナー2933
ガーディナー/イギリス・バロック管弦楽団(84、Philips)は古楽器の表現の幅を広げる。
ホグウッドの真面目一直線とは別の行き方。
小編成の音響なので愛らしさの表現が自然にできる。これはこれで素敵な音楽だ。

録音はロンドン・ヘンリーウッドホールでのセッション。
教会的な残響ではなく減衰の早い響きを従える。フィリップスらしいシルキータッチ。

第1楽章を聴くとホグウッドのそのまま音にしたような表現とは違い
意思を通わせている。音の強弱やフレーズの表現が積極的。
古楽器=ノンヴィヴラートの棒のような音楽、
ではなく多彩な表現を持つことができるということを示す。
ただ、それならばモダンオケがさまざまやっている。
となると結局ホグウッドの方が案外新鮮さでは上かもしれない。
ガーディナーはモダンオケ演奏と同様リピートを省略する。
こうした表現にはくどい反復は無用と考えたのかも。

第2楽章は優雅に流れる。弦のトリルがエレガントだ。
ここでも繊細な表情が豊かな音楽を作る。

第3楽章はユーモラスでお茶目な表情。

終楽章はウキウキする。
弦のトゥルットゥルッという音型が強調されいかにも楽しげ。
最後は音を割らんばかりのホルンが加わり明るい終了。

7:36  7:01  3:51  4:31   計 22:59
演奏  A+   録音 91点

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