クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

モーツァルト 交響曲第29番 クレンペラー(65)

2014.12.16 (Tue)
クレンペラー2936
クレンペラー/ニューフィルハーモニア管弦楽団(65、EMI)垢ぬけない音楽。
これぞクレンペラーワールド。もちろんこれはこれで確立した世界。
ただ特に前半の2楽章でモーツァルト18歳の作品なのにここまで生気がないと
やはり違和感。

録音はアビーロードスタジオでのセッション。
帯域は狭く感じられ残響もほとんどないので美しい音という感じがしない。
これは指揮者の音作りにも起因する。
フォルテはやや飽和し年代を隠せない。ホルンなどピークで混濁。

第1楽章は訥々と語りが始まる。遅いテンポで句読点をしっかり打ちながら、
各楽器の融合を敢えてしないので、何か田舎のオケの演奏のよう。
下手うまの世界だ。

第2楽章も8分をかけるゆったりした世界。くすんだ音もあってもっさり感。
対抗配置の弦はよくわかる。オーボエの唐突な強奏は警句のように響く。

第3楽章シンフォニックな音。

終楽章は強奏での音の濁りが気になるのと、
リズムが重いのでワクワク感が薄い。
まあ、ないものねだりであるが。これはクレンペラーなのだ。

8:45  8:04  3:18  4:54   計 25:01
演奏  A-   録音 84点

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