クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

R・シュトラウス オーボエ協奏曲 フックス(02)

2014.11.11 (Tue)
Rシュトラウスオーボエ協奏曲ジンマン
フックス(Ob)/ジンマン/チュールッヒ・トン・ハーレ管弦楽団
(02、ARTENOVA)は、明鏡止水。
主役も含めて誰もが強く自己主張することなく軽やかで清涼な音楽を作る。
この澄み切った世界はこの音楽にぴったりだ。フックスはこのオケの首席。
そういえばこの曲は1946年このオケとその時の首席だったサイエによって
初演されている因縁の曲。
でも肩に力の入ることなく混じり気のない世界を作った。

録音はチューリッヒのトーン・ハレでのセッション。
音響の良さで有名なホール。
どの楽器も明確に捉え、美しい響きを従わせる。

第1楽章まず冒頭が絶妙。
レミレミが二度繰り返されるが、最初はしっかり、二度目は遠ざかる。
そこにオーボエが主題を清楚に提示。この配慮だけで気に入ってしまう。
この演奏全般を注意深く聞くとオケのデリケートな伴奏が凄い。
ジンマン、流石。
オーボエは全く癖がない。

第2楽章も清らかな世界が続く。
フックスのオーボエの音はふとすぎず、薄すぎず。
全域でヴィブラートを抑えスーッと吹きあがる。

終楽章は軽やか。オケも含めてどこまでも透き通っている。
なんと清冽な世界。
写真はR・シュトラウスが晩年過ごしたガルミッシュ。
このような場所でこのような曲ができた。
garmisch-partenkirchen-bayern-germany.jpg
8:27   8:41  7:28   計 24:36
演奏  澄S     録音 94点

コメント


管理者のみに表示

トラックバック