クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

R・シュトラウス オーボエ協奏曲 ガブリエル(96)

2014.11.09 (Sun)
R・シュトラウスプレヴィン
ガブリエル(Ob)/プレヴィン/ウィーンフィル(96、DG)はウィンナーオーボエ。
楽器の特性と奏法でいまだ独自の音色。
ガブリエルは生粋のウィーンっ子。ウィーンの楽団を渡り歩き87年から(~07年?)
ウィーンフィルの首席オーボエニスト。

1960年代のウィーンフィルの録音(たとえばバルビローリのブラームス)を聴くと
鄙びたオーボエの独特の音色に魅せられるが最近はかなり音色が変わった。
カメシュ⇒トレチェック⇒ガブリエルあたりで使用楽器もヘッケル製からヤマハ製に
変わった(ヤマハはウィンナーオーボエを絶滅から救った立役者)。
製造元は変われど構造は独自で奏法もヴィヴラートを抑制してスーッと伸びる音は
牧神の笛を想像させる。

録音はムジークフェライン大ホールでのセッション。
この曲にしては少し大きいが響きは美しい。伸びも良い。
ソロはピントが合いオケはソフトフォーカス。

第1楽章は感傷を排して古典を演奏するような端正さ。
テンポは淀みなく速め。脚色は少ない。

第2楽章はソロが活躍するのでウィンナーオーボエを一層味わえる。
決して軽々ではない。ロングトーンは相当難しそうだが、
それが一種の切なさ。微妙な揺らぎも味わいだ。
それを包むウィーンフィルもいうことはない。

第3楽章もここでも速いテンポでさらさら流れセンスがいい。

8:12  8:30  7:13   計 23:55
演奏  A   録音 92点

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