クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

R・シュトラウス オーボエ協奏曲  ハント(93)

2014.11.05 (Wed)
ハントシュケナージ
ハント(Ob)/アシュケナージ/ベルリン放送交響楽団(91、DECCA)のオーボエはいい。
オーボエのハントはロンドン生まれでフィルハーモニアの首席を務めた人。
伸びやかで気持ちいい音。表情もつつましやかで素直。
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一方、アシュケナージの棒で聴いて常々感じるのは、何か物足りない、ということ。
この演奏では、端的に言うと色香が欲しい。
真面目に音楽づくりをしているので、贅沢な要求だが。

録音はベルリン・イエス・キリスト・教会(ダーレム)で西側、
カラヤンが使っていた場所。やはり美しい。60年代のDG録音より明るい響き。
残響は巧くコントロールされ鮮明さも十分。
イエスキリスト教会ベルリンダーレム

第1楽章は速めのテンポで進む。オーボエのソロは優しく丁寧で素直。
一方オケの方は弦の表情がややぶっきら棒。
このためかオケとオーボエがフォルテで絡む場面ではソロも張り合ってしまう。
これは指揮者かオケの武骨さが顔を出しているのかも。

第2楽章はオーボエソロが多いが表情過多になることなくいい音がなる。

終楽章はアシュケナージのウッウッという掛け声が少し邪魔だが流麗に進む。
抒情的な前2楽章に比べてこの楽章は難しい。
ほっておくと音が無機的に鳴っておしまいなのだ。
指揮者の職人的な面が出ているが、オーボエはここでも素敵な表情。

8:31  8:52  7:39   計 25:02
演奏  A   録音 93点

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