クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

ビゼー 交響曲第1番 デラコート(94)

2014.10.15 (Wed)
デラコート
デラコート/ロイヤル・フィル(94、RPO)は緩く控えめ。
指揮者はこのオケに客演して少し遠慮しながら振っている風情。
よってロイヤルフィルが補うべくメリハリを演出している感じ。
デラコートは1942年フランス生まれパリ音楽院で学びミトロプーロス・コンクールで
賞をとりバーンスタインなどにも師事した。ほとんど知られていないことが
ある程度分かるような主張の少ない音楽。しかし、この曲ではそれも
一つの行き方だ。なおフランス人指揮者ではあるがフランスっぽさはあまり感じず、
暴れ馬ロイヤルフィル色が時に出てしまうのが面白い。
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録音はスタジオセッション。シンフフォニックな音だが鮮明さでは
この録音のいいシリーズの中では少し劣る。
細部の強調はなく標準的な再現。

第1楽章は極端なことはないがメリハリは相応に。
金管のアクセントがはっきりつくのはこのオケの特性。

第2楽章のオーボエは清冽な感じで好感。素直に音楽をしている。

第3楽章は非常に美しい。この楽章で感心することは珍しいが、
提示部反復が終わり、トリオでスーッと透明な弦を土台に木管が歌う場面は
遥かな丘陵に吹く風のよう。

終楽章はおっとり系で丹念な演奏なのだが、
金管・打楽器は勝手に頑張っている気がする。

7:19  10:08  5:52  6:35   計 29:54
演奏  A-    録音 90点

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