クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

シューベルト 交響曲第2番 グッドマン(89)

2014.10.04 (Sat)
グッドマン全集
グッドマン/ハノーバー・バンド(89、Nimbus)は思い切りがいい。
この録音のあと、どんどん古楽器によるシューベルトが出てきたので
いまや少し影が薄くなったかもしれないが直截の迫力があり爽快な演奏。
シューベルトの交響曲を古楽器を使った大胆な演奏で目から鱗。

録音はトューティングのオールセイント教会。
all saints
ニンバスらしく響きがやや多いが音のヌケはよい。
近時の古楽器演奏の録音はもう少し近接している。
残響の割に左右の弦の対比などオンマイクで肝心の動的な動きはよくわかる。

第1楽章はメリハリがある。時に音が割れんばかりに管が思い切った強奏を見せ、
太鼓がスカッとぶっ叩く。爽快な音だ。弦のプルトが少ないので
弦管打のバランスがまるで違い、とても原始的な迫力ある響きが新鮮だ。
野蛮ともいえる音をこの教会の音が優しく収斂する。

第2楽章は室内楽的で空間に木管が木霊する。癖のない音楽が気持ちいい。

第3楽章はまたもや弾む太鼓がいい感じ。

終楽章も気持ち良く痛快。テンポはそこそこだが愉しく豪快な音づくり。
教会に響きわたる大音響。提示部反復をするのはグットマン辺りが最初期。
展開部に向かうガット弦のザラッとしたいい音。
印象的な昭和歌謡「僕は泣いちっち」に似たフレーズも奔放に鳴る。
とにかくスカッとする。

13:55  8:15  3:26  8:07  計 33:43
演奏  A+    録音 91点

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