クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

シューベルト 交響曲第2番 アーノンクール(92)

2014.09.29 (Mon)
アーノンクール26
アーノンクール/ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(92、TELDEC)柔の中の剛。
この曲の魅力を気づかせてくれた演奏。
録音も含めて一聴すると柔らかいのだがしっかり意志を持つ。
古楽器軍団のゴツゴツ感はないが、いざというときマッシブな迫力。
特に終楽章はのっている。

録音はアムステルダムのコンセルトヘボウでのセッション。
このホール特有のまろやかなホールトーン。
常に余裕を持ち高域も伸びやか。量感もたっぷり。

第1楽章は古楽器奏法的要素は入れているのだがむしろ通常のオケに近い。
生き生きとしているがとげとげしさがない。
それはこのオケとホールにもよるところが大きい。美しく伸びやか。
ヴァイオリンはとても綺麗。木管の音も楚々と浮かび上がる。
コーダにかけてはティンパニも活躍しもう一段迫力を増す。

第2楽章はゆったりしたテンポで夢心地。広い空間の木管の木霊。

第3楽章は速めのテンポでクレッシェンドも効果的に行われメリハリの
強い古楽的イメージ。動感あり。休止を用いてトリオは大胆な表情転換。

終楽章は軽快な運動性にくわえしっかりアクセントが打ち込まれる。
休止をここでも積極的活用して迫力を昂進するのが見事。
提示部反復が終わった後の弦のステップ音もカッコいい。
終結に向けて奔流が続く。

14:09  8:46  2:55  7:59   計 33:49
演奏  A+    録音 92点

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