クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

メンデルスゾーン 交響曲第3番 グッドマン(90)

2014.08.25 (Mon)
メンデルグッドマン
グッドマン/ハノーヴァー・バンド(90、Nimbus)は上品な古楽演奏。
グッドマンはピリオド系の中でも穏健派。
古楽をこれ見よがしで売ることはないが、一方物足りなくなることもある。
この曲についてはグッドマンの嗜好と曲があっている。

録音はロンドン・オールセインツ教会でのセッション。
教会らしい柔らかい残響を纏う。大ホールの広大な響きとはまた違う。
古楽のややささくれ立った音をマイルドにしている。

第1楽章は柔らかな冒頭から古城の記憶が立ち上る。
小編成で分厚すすぎないが、まろやかな教会の響きがノスタルジックな
雰囲気を醸し出す。
終結部の荒ぶる場面も多くのピリオド系演奏はとげとげしいが
ここではそうならない。

第2楽章はヴィヴァーチェだが比較的おとなしい。
弦はテヌート気味ですらある。
小編成だと管・打の比率が高まるのが普通だが
この演奏はあくまで弦が主体。

第3楽章はもたつかないテンポで進むのがよい。
音は比較的短く切られるのだが、
切った断面が鋭利ではなく丸いのが特色。

終楽章はエストマンやファイほどではないが速い。
でも角は立たない。
弦のプルトが少ないのかソロ的に聴こえるので
刻み音形も浮き上がる。
シルキートンの中快走。

15:03   4:26   8:11   8:43    計 36:23
演奏  A   録音 90点

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