クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

メンデルスゾーン 交響曲第4番 ガーディナー(97)

2014.08.14 (Thu)
メンデルガーディナー
ガーディナー/ウィーンフィル(97、DG)は溌剌古楽的演奏。
きりりと細身ながらしなやかな躍動を感じさせる。
ウィーンの弦がピリオド的に奏される。音は鮮烈だが音色がどこかノスタルジック。

録音はムジークフェライン、大ホールでのセッションだがライブのような雰囲気。
音は生々しく近接。響きはやや硬いが詰まり感はなくヌケは確保。
ウィーンフィルは楽器が独自で、音も独特ということがよくわかる。
開けっぴろげでなく鼻にかかったような音色。
弦のプルトが少なく編成は小さく感じる。
ただし、終楽章は空気感が増えるので会場が変わったのではないか。

第1楽章は明るく躍動感がある。ぱっと聴くとウィーンフィルではなく
まさに古楽オケのような音。リズムがワクワクしている。
テンポは一般的なのだろうが弾んでいる。対向配置で掛け合いもばっちり。

第2楽章は速めのテンポで進む。音に生気があり録音に立体感があるので
さっぱりの中でも聴きごたえ。弦に絡む木管が美しい。

第3楽章は美しい。が速めのテンポでドライブがやや強引かも。
それにしても綺麗な音だ。

終楽章は響きがなぜか多くなる。その分スケール感が出る。
音の厚みもあり弦のプルトも増強された?歯切れよくクールに進行。
音楽自体に生命感があり聴いていて心地いい。
快適な流れで清潔に最後まで持ち込む。

10:13  5:38  6:20  5:29  計 27:40
演奏  S   録音 93点

コメント

大作曲家の訳
このCD、私も持っています。やはり、VPOですね、ホルンなどが素敵な音色で迫ってきます。数ある「イタリア」の中でも好きな1枚です。「スコットランド」はないのですかね?
さて、この盤、1833/34年の改訂前のの2、3、4楽章が録音されていて、興味をそそります。この版を改訂して、現在の「イタリア」が聴けれるわけですが、大骨格は違わないのでしょうが、細かな音符が違います。やはり、聴いていて落ち着きません。何か違和感を感じます。さすが、大作曲家はここから良い音楽に変えていくのですね。それがよく解るCDでした。いくらVPOの演奏でも、やはりピンときません。

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