クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

メンデルスゾーン 交響曲第4番 トスカニーニ(54)

2014.07.28 (Mon)
メンデルトスカニーニイタリア
トスカニーニ/NBC交響楽団(54、RCA)は代表的名盤といわれる。
私もある演奏を聴くまでこれが絶対だと思っていた。

剛直でありながら歌に溢れる素晴らしさ。87歳とは思えない。
いや、若いころの演奏ならばもっと強引だったかもしれない。
オケへの締め付けも昔ほど強烈でないような音だ。
それが丁度いい具合。
とはいえ録音は古い。
どんなに名演であっても今はあまりとりださなくなった。
「イタリア」という交響曲はいい音で聴きたいと思うから。

録音はカーネギーホールでの放送用ライブとリハーサルから編集。
ノイズもなくモノラルとしては安定した出来。

第1楽章はシンフォニック。
速めのテンポだがオケは鳴りきり粗っぽさはない。
むしろこの指揮者の歌心を感じる。
呈示部の繰り返しは省略されていて一気に駆け抜ける。爽快。

第2楽章や第3楽章も良い流れに乗ってカンタービレが素敵。

終楽章はこの演奏の白眉。
弾力のある弦のリズムが前へ前へと音楽を進める。
ティンパニがしっかり打ちこまれるのも気持ち良い。
それでも一本調子になることなく音楽を操る。
終結部ではティンパニのタランテラ刻みを強打させる(4:40から)など
壮絶な効果を上げる。爽快そのもの。
モノラル録音としては良い音だが
青空へ突き抜ける音は頭で再形成するしかない。

7:33  5:48  6:26  5:49  計 25:36
演奏  名   録音 75点

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