クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

メンデルスゾーン 交響曲第3番 マーク(59)

2014.07.06 (Sun)
メンデルマーク3
マーク/ロンドン交響楽団(59、DECCA)は爽快、若々しい。
昔LPで聴いていたときは普通っぽい演奏だと思っていたが、CDになり聴きなおすと
実に表現意欲に溢れた演奏だとわかった。
最近の現代オケの演奏が角がなく丸くなったからかもしれない。
含むところは多くはないが若き日の印象をそのままに音にした初々しさが魅力だ。

録音は半世紀以上たった今でも鮮明。流石だ。
ヒスは残り今となればDレンジはそこそこでしかないが、帯域内での引き締まった音は
この演奏にあっている。距離は近接で響きは多くないが立体感がある。

第1楽章は古典的な折り目正しさの中に情熱を込める。
提示部に入ってからは若々しい放出が見られる。ラッパも右から盛んに聴こえる。
アクセントを刻みながら率直な音楽。べたつくことはなく気持ちよい。
提示部反復はなく、展開部では思い切った抑揚が見られる。

第2楽章は各パートが明確に音を出しそれが捉えられ勢いがある。

第3楽章はぐっとテンポを落としワンフレーズ毎慈しむように歌う。
また盛り上がる部分では圧力が強い。

終楽章はブラス群が活躍。輝かしい。音色は少し時代を感じさせる懐かしいもの。
決然としており、フレーズの角は立ち若武者の疾走のよう。
時折弦をぐっと強奏させたりして意志の力を見せ付ける。最後は確信に満ちた大迫力。

13:12  4:10  11:03  9:34   計 37:59
演奏  爽A   録音 87点

コメント

こんにちは。
この演奏好きです。仰るように若々しいし、マークの工夫がいちいち腑に落ちます。
彼は後年違うオーケストラでスコットランドを録音しているようですがそちらはまだ聴いていません。
ポンコツスクーターさん
マークはこの曲で知れわたった指揮者でしたね。
なんだか一発屋的なイメージに取られますが
一曲でも、「この曲ならマークを聴け」なんて
言われるなら指揮者冥利かもしれないです。

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