クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

メンデルスゾーン 交響曲第3番 ショルティ(85)

2014.07.07 (Mon)
メンデルショルティ34
ショルティ/シカゴ交響楽団(85、DECCA)は高次元。だが不思議な物足りなさ。
オケは全く隙がなくしっかり鳴っている。癖のない素晴らしい再現。
しかし、何だろうか。人間には曖昧とか揺らぎとかが必要なのかも、とつい思ってしまう。
弱みを見せないそそり立つ鉄壁音楽はメンデルスゾーンでは少し強すぎるかも。

録音はシカゴのオーケストラホールでのセッション。
明快でやや華やかで高域成分が強い。もう少し低域の量と粒立ちがあるとよい。
ティンパニが隠れているのが残念。

第1楽章冒頭はパリッとした空気感。弦の音にブリリアントなハリがあるので
メソメソとは無縁。ショルティらしくやや無機的に音を鳴らしてくる。
曖昧さはないがムードも希薄。これは純音楽的に高度というべきなのだろうか。
提示部反復するがテンポが速めなのでダレない。

第2楽章はあっけらかんと豪快に鳴る。弦の圧が強い。

第3楽章冒頭ではテンポをテヌートさせ落として歌うなどの「配慮」(?)が見られる。

終楽章は切れ味が鋭い。ショルティの音楽だ。
凝縮された音でテンポよく歯切れよく進む。色はついていない。強い。

15:54  4:19  10:57  8:56  計 40:06
演奏  壁A-    録音 90点

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