クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

メンデルスゾーン 交響曲第3番 ブリュッヘン(94)

2014.07.03 (Thu)
メンデルブリュッヘン34
ブリュッヘン/18世紀オーケストラ(94、DECCA)は典雅なひととき。
時に激しさを見せることもあるが、音が減衰した時の侘びたムードはなかなか。
なお、この後このコンビは2012年にこの曲を再録音して別の表現を展開。

録音はユトレヒトのフレデンブルクでのセッション。
古楽らしい小さなホールでくっきりした音響。両翼配置の掛け合いもよくわかる。

第1楽章冒頭の木管主導の序奏はいやがおうにも鄙びた感が出る。
その後弦が登場するが古楽弦のやや金属的な音が強奏時には突き刺さる。
現代オケでは専ら弦主体の曲だがここでは従来のバランスと違う響き。
この曲をたっぷりとした音で味わいたいとするとこの演奏は痩せている。
ただし独特の寂しさを纏う。演奏自体はロマン主義的でテンポは適宜動く。
提示部の反復は行う。
ファイほどの尖った感じはなく古雅を味わえる。

第2楽章はやはり通常の演奏と弦打管のバランスが異なるので面白い。
左右の掛け合いがよりはっきりし、ティンパニが音楽を小気味良くする。

第3楽章は弦の音がヴィブラートしないので持続音が少なく
よって演奏時間が短くなる。

終楽章は音は明確ながら突進型ではない。
古楽弦の高域における強奏はやはり余裕がない響きになるのは否めない。
また、この楽章は表現が少し中途半端で、もてあましているようにも感じる。
(併録の「イタリア」の方が最後ブチ切れている)

16:27  4:21  9:21  9:46  計 39:55
演奏 A   録音 92点

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