クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

メンデルスゾーン 交響曲第3番 アバド(84)

2014.06.22 (Sun)
メンデルアバド全集
アバド/ロンドン交響楽団(84、DG)はしなやか。剥き出しの音響でなくノーブル。
表現はどこまでも端正。陰鬱さは薄い。

録音はセント・ショーンズ・スミス・スクエアで響きは綺麗だが
もう少し分離をはっきりさせてもよかった。
靄がかかっているのは雰囲気は出るが奥行きを消している面もあり。
このコンビのモーツァルトなどはもっと鮮明だったような気がする。
Dレンジももう少し欲しい。

第1楽章は爽やかな歌で始まる。
音響のせいもあるが重くない音なので青春の香りすらする。
少しかヴェールをかぶったすれたような高弦の音色が美しい。
アバドはフレーズ毎に少し表情付けをしているが基本的に品がいい。
呈示部の反復あり(この部分6:54で編集の跡)。
淡くほんのり華やいだ音が心地よい。振幅の幅は極端にならない。

第2楽章も軽やか。

第3楽章はゆったりしたテンポで、うっとりするような弦を堪能できる。

終楽章は一転生き生き。豪快さはなく、あくまで軽やかを失わないで跳ぶ。

16:54  4:04  11:28  9:56   計 42:22
演奏  A   録音 89点

コメント


管理者のみに表示

トラックバック