クラシックCD聴き比べ ~ Classic CD Memos ~

クラシック音楽のCDを中心に演奏者への敬意を込めて、つたないメモを書いています。

ベートーヴェン 交響曲第8番 ワインガルトナー(36)

2014.01.26 (Sun)
ワインガルトナ87
ワインガルトナ-/ウィーンフィル(36、NAXOS)は爽快。
全曲は23分を切る保有盤最短。リピートなしとともに流動感の強さが要因。
しかしその中に巧まずして愛らしい表情が込められる。
やはりこれがウィーンの伝統なのだろうか。
テンポは速いが系譜としてはトスカニーニ→カラヤンではなくイッセルシュテットに
つながっていく雰囲気を持つ。やはりこれはウィーンのなせる技。

録音はウィーン楽友協会大ホールで、弦中心。
鮮明で適度な響きがある音で聴きやすい。
SP復刻なのでもちろんそれなりの範囲だが入り込めば慣れる。

第1楽章は貧しい録音からもフレッシュな音楽が聴こえる。
小編成で音は引き締まり躍動感がある。第一と第二主題のテンポの落差が
最初は大きいがすぐに融合する。短いパッセージの中に音の強弱も盛り込む。

第2楽章もトスカニーニよりも快速。しかしニュアンスはたっぷり。

第3楽章も全体のテンポは速いのだがのどかさが漂うので
せかせかした感じなっていない。

終楽章はおっとりした開始。フレーズのシメの弦のしゃくりあげなど
独特の雰囲気は機能性重視の近時のオケでは絶対聴けない。
テンポは機械的インテンポでではなく、微妙に揺れる。
一般的にはあまりに録音が古いので薦められないが、聴けて良かった。

7:16  3:36  4:08  7:58   計 22:58
演奏  愛   録音 73点

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